・特定行政書士とは・・・
従来は、行政不服審査法に基づく行政不服審査手続きを本人に代理して行えるのは、弁護士に限られていました。しかし、平成２６年６月に公布された行政書士法（改正）にて、弁護士だけでなく、行政書士にも行政不服審査法の代理権が付与されることになりました。この行政不服審査法の代理権を有する行政書士を『特定行政書士』といいます。
・特定行政書士になるには・・・
特定行政書士になるためには、日本行政書士会連合会が実施する研修（特定行政書士法定研修）の課程を修了する必要があります。研修の内容としては、講義と考査（テスト）があり、考査では基準点をクリアしなければなりません。
・特定行政書士の具体的な業務内容とは・・・
特定行政書士は、行政書士が作成した官公署に提出する書類に係る許認可等に関する審査請求、再審査請求等、行政庁に対する不服申立ての手続を代理し、その手続について官公署に提出する書類の作成を業とすることができます。
しかしながらまだまだ認知度は低く、役所の窓口で『特定行政書士って何ですか？』と聞かれることもありました。また実際に実務で不服申立の手続きをすることも少ないようで、現状として私は肩書の一つとして持っているような状態です。
私は、令和４年度の特定行政書士法定研修を修了し、特定行政書士として登録されました。
特定行政書士として日々精進を重ね、少しでもご依頼者様の力になれるように対応させて頂きますので、今後とも宜しくお願い致します。
なお、令和４年１２月１日現在、福島県の行政書士の登録者７５４名のうち特定行政書士は４７名で、福島県の県南支部としては私を含め４名となっています。
また、行政書士登録されている方向けに、特定行政書士に関する記事も書いていますので、興味があれば下記のリンクもご確認下さい。
